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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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かのじょのどくしんしゃたちによってはだかにされたはなよめ,さえも(ぐりーん・ぼっくす)

彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(グリーン・ボックス)

作家名:マルセル・デュシャン
制作年:1934年
技 法:93点資料と1点のカラー図版を、緑色のスウェードをはった厚紙の箱に収めたもの
デュシャンの代表作〈大ガラス(彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも)〉のための構想メモや作品の写真を、紙質まで厳密に複製して収めたボックス。これらのメモによって考察されて制作された〈大ガラス〉は、結局未完成に終わる。が、レディ・メイド(既製品)を作品として提出したデュシャンをもってすれば、未完成の〈大ガラス〉よりも、むしろその構想がつづられたこれらのメモ類こそ「作品」と呼べるのではないだろうか。さて、はたしてこれは本なのか。例えば、これらがバラバラに複製印刷されたメモ類の集まりではなく、冊子体の書物に印刷されていたら、そんな疑問は出ないだろう。これは、冊子体という常識を覆した「本」であり、同時にデュシャンだからこそなし得た概念としての「作品」であり、また、物質性を伴ったオブジェでもあるのだ。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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クラインとは?【 作家名 】

1928年フランスに生まれる。1962年没する。1944−46年ニースの国立商船学校、国立東洋学校に学ぶ。また柔道を学び始める。1947年「モノトーン」の構想を得て手や足によるプリントを試みる。1952年来日、1年間滞在し、講道館で四段を得る。1954年から、モノクローム絵画の画集、風船による〈気体彫刻〉や〈スポンジ彫刻〉〈1分間の火の絵画〉などを次々と発表、1958年には画廊内部を空っぽにして白く塗った「空虚」展などを発表し、話題をまく。フランスでネオ・ダダやポップアートに相当する活動を展開したヌーヴォー・レアリスムのグループ結成式を、1960年自宅で行う。自ら「インターナショナル・クラインズ・ブルー」と名付けた、青一色のモノクロームの画面や、金箔・火・水・空気など、ギリシヤ哲学に見られる元素に発想を求めた造形、あるいは人体に絵具を塗って画面にプリントを試みるなど、彼の活動は、芸術そのものの意味を問い掛けている。デュシャンと並んで20世紀美術の最も本質的な問題に関わった作家。

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