ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


アラベーラ・ボルトンの肖像



あらゆる試練に耐えて



アララットの船あるいは空の蜜



有元利夫



有山白崖



ある音楽家のための楽譜(徳島会場不出品)



ある種の関係



アルジェのユダヤ人(タンジールのユダヤ人花嫁)



アルジャントゥイユからサノワへの道



ある彫刻家の顔



アルテンシュタイン



アルテンベルク



アルデイア通り



アルトゥール・レスラーの肖像



〈アルトーは兵士たちの前で語る〉



アルハンブラ−ヌイイの祭り



〈ある場面の再現〉



アルバース



Alphabet Skin



アルプ


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 作家(1701)

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おおさわ しょうすけ

大沢昌助

1903年東京都に生まれる。1997年没する。幼少期から絵画に魅せられ、中学生の頃から建築家の父に水彩画の指導を受けていた。1928年東京美術学校西洋画科を卒業。翌年、二科会に初入選し、以後1942年まで毎回入選する。1933年日動画廊で初個展を開く。1938年から絵本の挿絵を始め、戦後は教科書挿絵も手掛ける。明暗のコントラストの強い構築的な風景の中に少年や少女を描く作風を確立し、1942年には二科賞を受賞する。1950年代後半から作風は抽象化していき、60年代に入ると更に単純化された色面による表現へと展開する。1965年、国際形象展で愛知県美術館賞を受賞、また第8回サンパウロ・ビエンナーレ展に出品する。1970年代に入って版画の制作を始める。近年は再び人物や風景をモチーフに取り上げ、単純化された線と色面を自由に駆使した、詩情あふれる作風となっている。1981年、池田20世紀美術館で「大沢昌助の世界」展が開催された。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
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長谷川潔とは?【 作家名 】

1891年神奈川県に生まれる。1980年没する。1911年には黒田清輝から素描を、12年には岡田三郎助、藤島武二から油彩を習う。この頃から木版画を始め、1913年には文芸誌『仮面』の同人となって、表紙、口絵などを作る。1916年には、永瀬義郎、廣島晃甫と共に日本版画倶楽部を結成する。1919年にはフランスへ渡る。1923年、サロン・ドトンヌに出品、24年にはメゾチント(マニエール・ノワール)の技法を復活させる。1926年にはパリで初の個展を開く。1935年には、レジオン・ドヌール勲章を受けるが、45年、敗戦でパリの監獄に1ケ月収容される。1960年に、サロン・ナショナル・デ・ボザール版画賞を受賞、66年にはフランス文化勲章、67年には勲三等を受けた。1980年に亡くなるまで、1度も帰国しなかった。あらゆる版画技法を用い、また油彩も描いたが、メゾチントを復興させた功績は大きい。風景や小鳥、静物を、静かに神秘的に描き出した彼の画面は、高い評価を受けている。

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