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松原秀伸



松宮芳年



松本旻



■本一洋



松本英一郎



松本竣介



マティエール



マティス



窓辺の少女



マニエリスム



マニャスコ



マネ



『マネキン人形たち』 表紙



『マネキン人形たち』 15点組



真野紀太郎



まのん



間部時雄



マヤキリ



マリア・ピーテルス・オリカンの肖像(アンドリース・ファン・デル・ホルン夫人)



マリエ


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わたしととりとおんがくと02.えびすまわし

わたしと鳥と音楽と (2)恵比寿まわし

作家名:山下菊二
制作年:1974年
技 法:油彩 キャンバスボード
山下は「おんがくのほん」という絵本の挿絵を描いています。挿絵は全部で八点あり、順を追っていくと山下の半生をたどることのできる自叙伝となっています。この作品は冒頭から二番目。山下の出身地、三好郡井川町辻で過ごした少年時代の思い出を描いてます。戦前の辻の町には恵比寿まわしという正月の行事があり、家々を回ってくる人形遣いの人形に頭をなでてもらうと、願いがかなうといわれたということです。人形に手を差し出しているのが、少年時代の山下です。いうまでもなく、そのころ普通の男の子の願いは、軍人になることでんた。しかしここで山下が願っているのは画家になることです。画面の右下にはひげを生やした将軍の姿がありますが、その下には絵筆とパレットを手にして将軍の姿を描く画家の姿があります。ところでこの絵には、人形や少年の後頭部などに、奇妙な目が描かれています。山下の作品には、しばしばこのような目が登場し、画面の印象を複雑なものにしてます。山下によると、この目は少年時代に感じた大人の視線だということです。少年時代の山下は度の過ぎたいたずらを繰り返し、町の大人の注意を集めていました。道を歩くといたるところで大人の目が光っているのを感じたといいます。画面の背景には影のように人々の顔が描かれていますが、この人たちも山下を監視しているのかもしれません。もっとも、戦争中に物事の本質を見極める目を持っていなかったという反省の意味も込められています。山下は戦争中、出征先の中国で軍の残虐行為に加担させられたといいますが、その時の反省だというのです。山下が描き残した作品には、さまざまな形で郷里の記憶が投影されています。その中でもこの作品は最も端的に現れた一点といえるでしょう。


カテゴリー:作品
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川上冬崖とは?【 作家名 】

1827年長野県に生まれる。江戸に出て大西椿年に学び岸太郎と称する。蕃書調書に入り、絵画取調出役、画学出役となって洋画法を研究し、後進を指導。明治維新後、大学南校(東京大学の前進)、文部省、陸軍兵学寮、陸軍参謀局に勤める。第1回、第2回内国勧業博覧会美術部の審査主任。1870年下谷に私塾聴香読画館を設けて青年たちに西洋画法を教える。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年)

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