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こうもうふじんず

紅毛婦人図

作家名: 石川大浪
制作年:不詳
技 法:絹本墨画淡彩
<紅毛婦人図>は、絹本に墨で描かれている。墨の濃淡で形態の微妙な陰影を表し、人物の質感や立体感をつくりだしている。墨という伝統的画材が、それまでの表現の文脈を離れ、西洋のインクと同様の用いられ方をした例といえる。基となる画像を参考にしながら、東洋の画材で、西洋の表現方法にいかに近づくことができるのか。日本絵画の画材を用いながらも、表現の意味に変更が加えられている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
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