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ひぽくらてすぞう ヒポクラテス像
この作品は、西洋医学の祖とされてきた古代ギリシャの医者ヒポクラテスを描いたものである。画面上部には、シーボルトとされる「Dezima den 15 Sioguats Anno 1825 Dr. von Siebold」という題字がある。<紅毛婦人図>と同様に、絹に墨を用いて描かれた写実的表現の作品だが、筆のストロークが際だっている。墨線を平行に描き重ねることで、明暗をつくる表現は、同時代の水墨表現にも例が見られる。だが顔の表現などに注目すると、基となった図像が銅版画であり、そのニードルによる線に対応したものと考えることができるだろう。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
リゴーとは?【 作家名 】 当時、画界の第一人者であったル・ブランのすすめでブルジョワ階級から徐々に上流階級の肖像画を描くようになり、ルイ14世の治世末期から、摂政時代、ルイ15世時代を通じて宮廷画家として活躍した。その特色はレンブラントに影響を受けた、心理描写に優れた写実的な表現と、堂々と人物を位置づけ身のこなしや仕草によって地位や身分を表現するところにあった。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年) |
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