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響き



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ひぽくらてすぞう

ヒポクラテス像

作家名:石川大浪
制作年:不詳
技 法:絹本墨画
この作品は、西洋医学の祖とされてきた古代ギリシャの医者ヒポクラテスを描いたものである。画面上部には、シーボルトとされる「Dezima den 15 Sioguats Anno 1825 Dr. von Siebold」という題字がある。<紅毛婦人図>と同様に、絹に墨を用いて描かれた写実的表現の作品だが、筆のストロークが際だっている。墨線を平行に描き重ねることで、明暗をつくる表現は、同時代の水墨表現にも例が見られる。だが顔の表現などに注目すると、基となった図像が銅版画であり、そのニードルによる線に対応したものと考えることができるだろう。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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石川大浪とは?【 作家名 】

1765年生まれる。1817年没する。幕府大番組の組頭をつとめた旗本。名は乗加、通称甲吉、字は啓行。後に、七左衛門と改名。大浪の号は、南アメリカのテーブル・マウンテンのことで、中国での表記である大浪山からとった。オランダ語のTafel Berg(テーブル・マウンテンの意)を署名に用い、その訳である机山も号とした。前野良沢、大槻玄沢、杉田玄白、谷文晁、木村蒹葭堂らと交友し洋風画を描いている。玄沢や玄白、杉田立卿ら蘭学者の著作や翻訳書に挿図を描いている。(「日本近代彫刻の一世紀 写実表現から立体造形へ」図録 1991年)

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