ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


ユングニッケル



雲南の背負い紐



ユンヒュンクン



ユーラシア・アート・プロジェクト 朝鮮半島から鳥取へ「韓国編 江原道 北から南へ 海岸線の旅 200km」



夜明け−版画集『時の魔術』第1図



陽咸二



「用意のできた食卓展」の招待状



楊貴妃



幼児用じゃばら椅子



幼年時代のベリー公とプロヴァンス伯の肖像



養父(石村梅蔵)の像



洋服掛け「ハング・イット・オール」



羊毛を梳く女



浴女



横尾忠則



横たわる裸婦



横山大観



横山操



与謝蕪村



吉井淳二


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れんざんしゅんしょくず

連山春色図


作家名:谷文晁
制作年:1797年
技 法:絹本着色
画面の右下、前景の木橋を渡る人物を見おろしながら、中景の丘陵を通って遠くの切り立った頂を望む距離感のなかに、中国の遠近表現である三遠法が反映されている。しかし、それだけでなく、ほぼ同時期に、西洋画法を取り入れた作品や模写を行っていることを考えると、やわらかな賦彩による空間のなかに、西洋的遠近表現も溶け込んでいると考えれる。<ファン・ロイエン花鳥図模写>や、実景写生にもとづく<公余探勝図巻>は、この<連山春色図>と同じ寛政期(1789-1801)の表現で、様式は異なっているが、いずれも事物や風景を実在感をもたせて画面に構成しようとしたものであった。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006