ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


竹久夢二



武山まどか



多色による4つのマリリン



黄昏



佇む小妖魔



多田藍香



立葵



立木泉



立石春美



建畠覚造



建畠大夢



立山遠望



立脇泰山



田名網敬一



田中善之助



田中岑



田中稔之



田中昇



田中保



田中蘭谷


<前 (90/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


きんきしょがのず

琴碁書画之図

作家名:小田海僊
制作年:1815年
技 法:絹本着色
江戸後期における中国趣味は、知識人を中心にして市民層にも広がりを見せ、円山四条派に連なる画家にも中国絵画の影響を与えていく。そのような状況のなかで、海僊のように、師の没後とはいえ、四条派から南画家に転向する人も表れた。彼は、元明の文人画を軸としながら、画院系のものも含む中国絵画を学び、ときには中国の風景を描きながら四条派風の叙情性を見せた。本図は、南豊の落款を持つ初期の作例である。四条派からの転換をはかる時期のもので、謹厳な中国絵画の学習のようすがうかがえる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

荻原守衛とは?【 作家名 】

1879年長野県穂高町に生まれる。1910年没する。1899年画家を志し上京、小山正太郎の不同舎で学ぶ。1904年渡欧中にロダンの「考える人」に感動し、彫刻家を志す。1908年第2回文展で「文覚」が三等賞を受賞。1909年第3回文展で「北条虎吉氏肖像」が三等賞を受賞する。第4回文展で絶作「女」が三等賞受賞。守衛はロダンから、彫刻を量塊としてとらえ、その中に有機的な躍動感を盛り込むことで、彫刻が空間の中で息づくのだということを学んだ。そして守衛の存在はまた、日本近代彫刻の礎となっている。彼の作品に込められた内的な生命感は、彫刻の自立を促すものであり、「坑夫」「デスペア」などはいずれも、日本近代彫刻史を語るに不可欠な作品で、若くして去った守衛の代表作といえる。碌山と号す。(「日本近代彫刻の一世紀 写実表現から立体造形へ」図録 1991年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

荻原守衛

キーワードを含む記事
7件見つかりました。

  石井鶴三

  荻原守衛

  高村光太郎

  戸張孤雁

  中原悌二郎

  堀進二

  労働者


<前   次>

徳島県立近代美術館2006