ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


蕗谷虹児



福王寺法林



福岡道雄



福沢一郎



福嶋敬恭



福島瑞穂



服地「ベリー」



福田新之助



福田平八郎



伏魔大帝関雲長読書像



福山明



袋田滝図



〈服を着ることの重要性〉



不思議な国A



藤井浩祐



藤井二郎



藤川勇造



富士川大勝図



不二越の龍(衝立)



富士山


<前 (19/34ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ふくろだのたきず

袋田滝図


作家名:高久靄?
制作年:1821年
技 法:絹本着色
袋田の滝は、茨城県の久慈川にかかる滝で、高さ120メートルにおよぶ。本図は、けわしい崖の間を4段になって落下する滝を描いたものである。水流が岩にはばまれて何本にも分かれて落ちるようすや水しぶきなども観察によって捉えている。これは、靄?高ェ、文政6年(1823)江戸に出る前の作品であり、郷里において実景を写実的に表すことを学んでいたことがわかる。すでに、袋田の滝は、水戸藩主徳川治紀の命で立原杏所が描いているが、先行する作品を参考にしつつも、古画の様式に頼らず、画家の目によって写実的に捉える表現が、徐々に行われるようになっていたことを示している。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
キーワード検索




けんさくけっか

本文中のリンクをクリックすると、そのキーワードで検索できます。

徳島県立近代美術館2006