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あきくさしょうきんず 秋草小禽図
本図には、薔薇、女郎花、桔梗の赤、黄、紫の花が見られる。秋の花々である。細やかな線によって葉や花などの形を丹念に捉え、花々や小禽には、鮮やかな色彩が使われている。華やかな気配を含みながらも、繊細な自然描写である。応挙が確立した写生による表現を、「家法」として受け継ぎ、洗練させながら展開させている。写生表現の画系と家系が、画家個人の表現や資質との矛盾を内包しながら、近代に向かって受け継がれていくようすは、過渡期の性格を示しており、興味深い問題をはらんでいる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
ミニマル・アートとは?【 美術用語 】 1950年代より興り、1960年代に顕著になったアメリカ美術にみられる動向。アクションペインティングと抽象表現主義のある側面への反動として起った。1951年に白だけのカンヴァスおよび黒だけのカンヴァスを展示したラウシェンバーグや1956年にモノクローム絵画を発表したイヴ・クライン、「全一性」の教義を先取りしたバーネット・ニューマンなどが先駆者である。色面派やハード・エッジ派もミニマル・アートに関連しているが、厳密な意味においては、トニー・スミス、カール・アンドレ、ロバート・モリス、ドナルド・ジャッドらの高度に画一化された立体作品を指す。これらは、一切の虚像的な価値を排して最大限の視覚的単純さを保つことにより、見る者に曖昧さのない、全的で統一的な印象を与えるものと評価されている。「ミニマル」は「最小の、極小の」の意味で、1965年、イギリスの哲学者リチャード・ウォルハイムのエッセーの名から転用されたものである。 |
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