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版画集『大鴉』『大鴉』表紙



版画集『大鴉』胸像の上の大鴉−「パラスの像へと降り立った……」



版画集『大鴉』飛翔する大鴉:書票



版画集『大鴉』窓辺にて−「ここに私は鎧戸を開け放った……」



版画集『大鴉』椅子−「床の上に漂いつつ横たわるその影……」



版画集『大鴉』ランプの下で−「嘗て物寂しい真夜中に……」


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 作家(1701)

 作品(1851)

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ちくりんさんすいず

竹林山水図


作家名:貫名海屋
制作年:1835年
技 法:絹本着色
これは、天保6年(1853)閏7月に、阿波富岡(現阿南市)の富豪、神原杜堂(聴雨)のために描かれたものである。この年、四国を経て長崎に向かう旅に出発し、故郷の風景を描いた画帳も残している(<山水画帳>静嘉堂文庫蔵)。その画帳から、富岡に立ち寄ったことがわかるが、本図は、その旅の途中に描き、杜堂に与えたものと考えられる。遠方の山にある滝の水が、竹林のなかにある書院のそばを通って流れていく動きを軸として、山水を構成している。一つひとつの形態を丹念に描いており、中国の山水画に倣い、実景を写して獲得した描写力が込められている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006