ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


林武



林正明



速水御舟



速水史朗



原勝郎



原菊太郎



原健



原丹橋



原鵬雲







ハルス



ハルトフ



春日蜿々(白梅)



ハロルドジェニングス



版画集『大鴉』『大鴉』表紙



版画集『大鴉』胸像の上の大鴉−「パラスの像へと降り立った……」



版画集『大鴉』飛翔する大鴉:書票



版画集『大鴉』窓辺にて−「ここに私は鎧戸を開け放った……」



版画集『大鴉』椅子−「床の上に漂いつつ横たわるその影……」



版画集『大鴉』ランプの下で−「嘗て物寂しい真夜中に……」


<前 (4/34ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


いちかわべいあんぞう

市河米庵像


作家名:渡辺崋山
制作年:1837年
技 法:絹本着色
京都国立博物館蔵、重要文化財。本図には、書家で幕末の三筆に数えられた市河米庵が描かれている。米庵の還暦を祝い贈ったもので、図上は米庵の自題である。崋山の場合、西洋的な遠近表現を、中国絵画などの様式に流し込むだけでなく、自己が知る身近な風景や人物を率直に捉えた作品を描いている。<四州真景図>などの風景画や、いくつかの人物表現がそうである。この<市河米庵像>は、顔のみに濃淡で明暗をつけ、衣服は線描を写実的に展開している。従来の日本絵画の素材や技法のなかに西洋画法を取り込み、明暗表現と線による形態把握の二つの面から洗練を加えながら描きだしている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
キーワード検索




けんさくけっか

本文中のリンクをクリックすると、そのキーワードで検索できます。

徳島県立近代美術館2006