ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉2. ホース・ランプ



版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手



版画集〈響き〉12.即興5



版画集〈響き〉21.騎士の道



版画集〈響き〉52.大いなる復活



版画集〈流砂〉I 仕事をする彫刻家



版画集〈流砂〉III 鏡の前の二人の女



版画集〈7点組木版画集 戦争〉7. 民衆



斑点のある山椒魚



ハンモック(10−12歳用)



ハートリー



ハーベイ



ハーマンヘイズ



ハーム



バイヤー



バイルレ



バイロス



バウアー



バウハウス



バウハウスヴァイマール


<前 (8/34ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


たかがりず

鷹狩図


作家名:冷泉為恭
制作年:不詳
技 法:絹本着色
為恭は、安政2年(1855)に新造された小御所に襖六面を描き評価を得た。<清涼殿十月更衣><冬の枯田><鷹狩>の三図である。本図は、曲水宴図襖と対になって描かれたものだが、鷹狩図は小御所のものとほとんど同様の図柄となっている。大和絵が本来持つ濃厚な色彩を生かした華やかな表現であり、為恭の古法修得の成果を見ることができる。為恭が古画を修得した方法は、狩野派のように粉本を用いず、公家や大名、寺社を訪ね直接模写し学ぶという形をとった。それは、流派の枠組みを越えて、古典の価値を再発見する過程を含んだ極めてシスティマティックで近代的性格を持つ修得方法であったといえる。いずれにしろ、為恭らが思想的意味づけをつけ加えながら復興した大和絵の様式は、日本「独自」の表現として明治の時代に再編成され、近代「日本画」のなかに取り込まれていった。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
キーワード検索




けんさくけっか

本文中のリンクをクリックすると、そのキーワードで検索できます。

徳島県立近代美術館2006