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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

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かちょうず

花鳥図

作家名:前田暢堂
制作年:不詳
技 法:絹本着色
南画様式が、知識人層を越えた市民権を得ていくことで、山水画の他、中国の故事をあらわす人物表現、技巧的な花鳥画など、観念性を越えて、受け入れられやすい画題を得意とした画家が表れる。暢堂もそのひとりであろう。本図には、険しい岩の間を二段になって流れる滝が描かれているが、その険しさとは対象的に、可憐な花と鳥を配している。主題は、花鳥であり、花鳥画を得意とした暢堂の特質が表れている。また、円山四条派から南画へ転じた画家のひとりとして、写生に基づく叙情的感覚が、南画の画法や様式にとけ込んでいる点を指摘することができる。岩と流水や花との距離の関係が、空気の距離として表されている点も、幕末から明治にかけての空間把握の進展として見ておきたい。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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石版画とは?【 美術用語 】

版画技法。石版画。平版(版面に凹凸のない版形式)の代表的なもの。版材に石灰石や、今日では人造石灰石や亜鉛板、アルミ板も用いる。製版の原理は水と油の反発作用である。即ち石灰石に脂肪性のクレヨンや解き墨で描き、上から硝酸アラビアゴム溶液を掛けると、化学作用によって描画部は親油性に、他の部分は親水性になる。こうして版面に油性インキをローラーで転がし、描画部にのみ付着したインキをプレス機で紙に刷り上げる。亜鉛板等を用いる場合も、水と油の反発を応用することに変わりはない。18世紀末にゼネフェルダーがドイツで発明し、当初は近代的な複製出版技術として、広くヨーロッパに普及した。19世紀中頃には多色石版画、続いて写真製版も登場し、リトグラフは商業印刷の分野で急速に発展する。19世紀末の芸術的なポスターの隆盛は、この技法を抜きにしてはあり得なかった。今世紀に入いってからも、ピカソ、マチス、ルオーシャガール等、多くの作家がリトグラフによる表現を意欲的に追求した。

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石版画

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徳島県立近代美術館2006