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パ-ルスタイン



稗田一穂



樋笠数慶



光の間



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東山魁夷



東山秋景図



東山全景、糾水秋眺図



東−北



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菱田春草



菱山裕子



肘かけ椅子に坐る裸婦



飛泉



左を向いた半身立像



左を向いて長い法服をまとった男の半身像



羊飼いのいる風景



秀島由己男


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 作家(1701)

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ひがしやまぜんけい きゅうすいしゅうちょうず

東山全景、糾水秋眺図

作家名:谷口藹山
制作年:1862年
技 法:紙本墨画淡彩
中国山水を諸派の表現を取り込んで描く一方、本図のように実景を描写したものがある。鴨川と思われる川、民家や寺院のある近景中景を通して、東山の全景を捉えている。しかし、中国の山水画の影響から、頂や尾根の量感を強調し、実際よりも険しい山容を見せている。柔らかい筆致で、遠近表現や実景を描写する試みが、中国の山水を理想とする意識と混ざり合っている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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谷口藹山とは?【 作家名 】

越中(現富山県)に生まれる。名は貞二(貞治)。字は士幹。号は文斎、鴨淅水荘など。地元の南画家に学んだ後、江戸に出て、谷文晁、高久靄?香iあいがい)に師事し南北合派を学んだ。はじめ、靄山と称したが、崋山の指摘で藹山と変えたとされる。長崎で清の陳逸舟につくなど各地で画や漢籍詩文を学び、弘化4年(1847)京都で貫名海屋の門に入る。その後、安政年間の御所再建で制作に関わるなど、京都を中心に制作活動をおこなった。明治維新後は、明治13年(1880)京都府画学校へ出仕。明治15年(1882)第一回内国絵画共進会で受賞。京都青年絵画研究会の審査員をつとめ、明治30年(1897)には、日本南画協会の設立に参加した。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)

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