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ぐるぐるもくじ


ムーラン・ド・ラ・ギャレット



メイドメント



メヴィストのラ・ゲテ劇場におけるコンサート用ポスター



メカノ(2点組)



メガネ



メキシコセイ



巡る神殿−人工の島のために



メゾチント



メッツァンジェ



メッツェル



メデューズ号の筏[テオドール・ジェリコーの原画による]



メナム河畔に出現する水族館



目の服1



目の服4



目の服5



目の服6



メルシエ



メレジュ



メンペス



メーゲリン


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 作家(1701)

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かけいさんすいず

夏景山水図


作家名:森寛斎
制作年:1863年
技 法:紙本墨画淡彩
幕末の作品である<夏景山水図>では、中国の山水を遠近感と空間を意識して描いている。墨画の技法を使いながら、岩山の陰影や質感などに見られるように、遠近表現を強調しながら構築的画面をつくりだしている。寛斎は、文人的教養に深く身をひたし、森派が属する円山派の写生に、中国画研究で得た表現方法を加えていった。円山派と京都画壇の重鎮となった画家の、新しい時代に対応しようとする試みのひとつといえるだろう。流派の表現を継承しながらも、他方で、表現を大きく変容させるほど、中国絵画の影響を受けた作品を描いたことは、幕末期の円山派を考えるうえで注目される。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006