ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


女の胸像(回顧された)



女の館(徳島会場不出品)



オーヴァーストリート



オーギュスト=ガブリエル・ゴドフロワの肖像(独楽をまわす少年)



「オーストリア造形芸術家協会(分離派)−〈ゼツェッシオン〉−年報第1号」



「オーストリアの月々の絵」



「オーストリアのポスター芸術」



「オーストリア・ハンガリー帝国印刷局 1804-1904」



オートゥイュ鉄橋より−『エッフェル塔三十六景』のための習作



オート・ビオグラフィー



オートマティスム



海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



甲斐庄楠音



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]


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 作家(1701)

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かけいさんすいず

夏景山水図


作家名:森寛斎
制作年:1863年
技 法:紙本墨画淡彩
幕末の作品である<夏景山水図>では、中国の山水を遠近感と空間を意識して描いている。墨画の技法を使いながら、岩山の陰影や質感などに見られるように、遠近表現を強調しながら構築的画面をつくりだしている。寛斎は、文人的教養に深く身をひたし、森派が属する円山派の写生に、中国画研究で得た表現方法を加えていった。円山派と京都画壇の重鎮となった画家の、新しい時代に対応しようとする試みのひとつといえるだろう。流派の表現を継承しながらも、他方で、表現を大きく変容させるほど、中国絵画の影響を受けた作品を描いたことは、幕末期の円山派を考えるうえで注目される。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006