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いまむら しこう

今村紫紅

1880年神奈川県に生まれる。本名は寿三郎。1897年(明治30)絵の修業をしていた兄保之助(興宗)とともに上京し、歴史人物画の大家松本楓湖門に入る。紫紅の号は、美しい色彩を表わす「千紫万江」からとった。1900年小堀鞆音門の安田靫彦らがつくっていた紫紅会(後の紅児会)に参加。1907年靫彦の口添えで茨城県五浦の日本美術院研究所を訪問し、横山大観菱田春草らの作画態度に感銘を受け、古典的主題を独創的に解釈した作品を描いた。また、俵屋宗達に傾倒した作品を発表。これを機に原三溪の庇護を受ける。1912年には、新しい南画への関心も取り入れた近代的風景画〈近江八景〉を第6回文展に出品。さらに、1914年(大正3)同人として参加した再興院展第1回展に、自在に色彩を駆使した〈熱国の巻〉を出品し、センセーションを捲き起こした。紫江は発想の豊かさ表現のおおらかさにおいて時代をリードしたが、36歳の若さで他界した。(「大正の新しき波 日本画1910−20年代」図録 1991年)


カテゴリー:作家
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写実主義とは?【 美術用語 】

客観的現実を尊重して、それをあるがままに描写しようとする芸術制作の態度や方法を指す。描写する対象を様式化、歪曲化(デフォルマシヨン)、抽象化、理想化することなく、対象の特徴を正確に再現しようとする。しかし客観的現実の本質的な特徴を捉えようとする志向は、外面的な細部描写を排除して理想化が入り込む余地を残しており、実際にはかなり幅の広い表現方法が含まれる。狭義には1840年代に、クールベ、ジャン・フランソワ・ミレードーミエらによって興され、50年代に頂点に達したフランスの美術運動を指す。これは、近代市民社会の成立を背景として表われ、新古典主義ロマン主義のように歴史やアレゴリーを主題とせず、クールベが庶民の生活や労働を描いたように、美醜を問わず真の姿を表現しようとするものであった。その後のリアリズムを名のる主な運動としては、ソビエト連邦など社会主義国で展開した社会主義リアリズムや、1960年代から70年代にかけて欧米に現われたスーパーリアリズムなどがある。

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