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かかやくりず 花下躍鯉図
この作品には、鯉が勢いよく飛びはね、桜の花に届こうとするようすが描かれている。葉や花の奥まった部分は、淡く影のように表されるなど、江戸琳派の表現が生きている。その淡い部分と手前の葉や花、鯉のくっきりした表現が対比的である。畿内を遊歴したときに円山派に触れた形跡もある。写実性、奥行きと簡略化、あるいは様式化した水面の表現など、新旧の表現が混在した不思議な画面をつくりだしている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
デ・スティルとは?【 美術用語 】 1917年、テオ・ファン・ドゥースブルフが、モンドリアンの協力を得て、レイデンで創刊し、1928年まで編集にあたったオランダの美術雑誌名。デ・スティルは「様式」の意味。最終号は1932年、ドゥースブルフ夫人が亡夫を記念して発行した「ドゥースブルフ追悼号」(通巻90号)。この雑誌は初めはモンドリアンの新造形主義の原理をもっぱら扱っていたが、ドゥースブルフが執筆陣にダダイストやクプカを迎え内容が包括的になったことからモンドリアンは寄稿をやめ、1926年以降は造形されたものの効果や具体性を重視するエレメンタリズムが中心となった。このような経緯があるにせよ、両大戦の間で最も大きな影響を与えた雑誌である。また、デ・スティルの名称は、この雑誌に関係した芸術家、建築家のグループをも指し、彼らが始めた建築様式上の運動にも用いる。それは、キュビスムの影響を受け直角と滑らかな平面の組合せよりなる抽象形態と、色彩は原色と白、黒、灰のみを使用した純粋な抽象的造形を意図したものであった。 |
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