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しじかぼくぐんちゅうず 四時花木群虫図
<四時花鳥群虫図>には、花や葉、虫たちを、淡くしかし可憐な色彩で精緻に描写した部分と、筆勢の動きによって一気に形を捉えたところがある。写生を押し進め、自然の形態をより正確に表しながら、その方向だけで画面をまとめるのではなく、南画による花鳥画の技法と同居させ、統一感のある画面をつくりだしている。鈴木百年の南宗と北宗、あるいは写生を折衷した画風を、新たに展開したものといえる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
ホックニーとは?【 作家名 】 1937年イギリスに生まれる。1953年から57年まで、ブラッドフォード美術学校で学ぶ。1957年から59年までは良心的兵役拒否者として病院で勤労奉仕。1959年から62年まではロンドンの王立美術学校に学び、金賞で卒業した。1960年のテート・ギャラリーでのピカソ回顧展に刺激を受ける。1963年パリ青年ビエンナーレで版画賞受賞。1964年にはロサンゼルスを拠点にカリフォルニアの生活を描く。1967年から写真をとり始める。1970年には、ロンドンのホワイトチャペル画廊で回顧展を開き、また70年代には舞台装置や衣装のデザインも始める。1980年ニューヨーク近代美術館のピカソ回顧展に感銘を受ける。1982年からはフォトコラージュを制作する。1988年にはロサンゼルス・カウンティ美術館で回顧展。イギリスのポップ・アートのスターとしてデビューし、様々に遷歴を重ねながらも、私的な生活を主題とした具象性を保ち続けている。そんな彼の作品は、単にポップ・アートの枠内におさまり切れない幅の広さを持っている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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