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しじかぼくぐんちゅうず 四時花木群虫図
<四時花鳥群虫図>には、花や葉、虫たちを、淡くしかし可憐な色彩で精緻に描写した部分と、筆勢の動きによって一気に形を捉えたところがある。写生を押し進め、自然の形態をより正確に表しながら、その方向だけで画面をまとめるのではなく、南画による花鳥画の技法と同居させ、統一感のある画面をつくりだしている。鈴木百年の南宗と北宗、あるいは写生を折衷した画風を、新たに展開したものといえる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
マン・レイとは?【 作家名 】 1890年アメリカに生まれる。1976年没する。1913年「アーモリー・ショウ」で、ヨーロッパの近代と同時代の美術を知り、特にキュビスムに興味を引かれる。1915年デュシャンと出会い、ニューヨーク・ダダの中心人物となる。同年、絵画の初個展を開く。1918年写真に彩色した作品を作る。1921年パリに渡り、シュルレアリスト達との交流が始まる。1922年カメラを使わない写真「フォトグラム」を制作、彼流にそれを「レイヨグラフ」と呼ぶ。1929年過度の露光によりポジとネガが部分的に反転する現象を利用した「ソラリゼーション」を発見。また映画作りにも参加する。1936年ロンドンの「シュルレアリスム国際展」、ニューヨークの「幻想芸術、ダダ、シュルレアリスム展」に出品。1940年、第2次世界大戦をきっかけにカリフォルニアへ移る。1951年パリに戻る。1961年ベネチア・ビエンナーレ金賞を受賞。1962年、パリ国立図書館、66年ロサンゼルス・カウンティ美術館で回顧展。写真とシュルレアリスムを統合し、多くのメディアで現代美術に貢献した。 |
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