ぐるぐるアートワード
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ユングニッケル



雲南の背負い紐



ユンヒュンクン



ユーラシア・アート・プロジェクト 朝鮮半島から鳥取へ「韓国編 江原道 北から南へ 海岸線の旅 200km」



夜明け−版画集『時の魔術』第1図



陽咸二



「用意のできた食卓展」の招待状



楊貴妃



幼児用じゃばら椅子



幼年時代のベリー公とプロヴァンス伯の肖像



養父(石村梅蔵)の像



洋服掛け「ハング・イット・オール」



羊毛を梳く女



浴女



横尾忠則



横たわる裸婦



横山大観



横山操



与謝蕪村



吉井淳二


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らんざんしゅうふうず

嵐山秋楓図


作家名:富岡鉄斎
制作年:1886年
技 法:絹本着色
京都の嵐山を描いたものである。筏のいる大堰川と渡月橋が見える。賛は、醍醐天皇の皇子で、嵐山の山荘に隠棲した兼明親王のものを引用している。嵐山の美しさがたたえられているが、鉄斎は賛に応えるように、大和絵の様式を用いてその風景を描いている。鉄斎は、明治16年(1883)頃から大和絵や琳派の研究をはじめ、その成果の表れた作品を残している。本図は、そのうちの一点である。様式化され、単純化された山や松の形態、緑の鮮やかな色彩が特徴的である。当時の美術界における復古的傾向に、何らかの形で反応したのか定かではない。しかし、本図に見られる、鉄斎50歳代の大和絵に学んだ彩色法が、後の表現の高みに生かされていったのは確かであろう。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006