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アデイェミ



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アトランタ1945+50



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あきくさなはず

秋草花図

作家名:川合玉堂
制作年:1902年
技 法:絹本着色
玉堂は、京都で学んだ四条派の画風に、東京に移ってから獲得した雅邦などの表現を融合していく。すでに<秋草花>を描く以前に、漢画風の岩壁のある風景を写実的に描き、実体感のある空間をつくりだしている。それに対してこの作品は、墨線を強調せず、四条派の写生をより写実的に洗練させようと試みたものである。また、花の背後にある川の流れを、朦朧体と響き合う表現で描き、花を対比的に浮かびあがらせている。この作品は、別にある<秋草図>と対となって描かれたものと考えられる。<秋草花>が、右上から左下へ流れる対角線をつくる構図であるのに対して、<秋草図>は逆の構図をつくっている。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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グワッシュとは?【 美術用語 】

不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。

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