ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご







笠置季男



カサット



カサリーノ1 子供用椅子 NO.2000/0/1



傘を持つ小人



カサ・フローレス伯爵夫人の肖像



カサーラ



カサーラヴェルケカールサッセゴウシガイシャ



飾り罫



飾り皿



崋山画鑑定書


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 作家(1701)

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あぼうきゅうず

阿房宮図


作家名:菊池容斎
制作年:不詳
技 法:絹本着色
<阿房宮図>は、中国古代の秦朝末期、楚の項羽によって火を放たれた宮殿が炎上するようすを、中国の画院画家の表現を学びながら描いている。制作を依頼したのは、幕臣の久貝因幡守正典。玉蟲敏子氏は、幕臣の間で、中国の歴史に基づく歴史画の制作が企画されていたことを指摘している(注)。中国の古典による歴史画は、明治以降、中国風の表現が薄まり、題材も再編され限られたものになっていくが、本図を含む容斎の作品は、それらに対する幕末期の表現の位置を示す存在でもある。(注)玉蟲敏子「静嘉堂の近代美術」「日本の近代美術展」図録 静嘉堂文庫美術館 1993(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006