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じゅろうじんず 寿老人図
本図は、雪冬<梅潜寿老人図>を写したものである。寿老人は、南極星の化身ともいわれる中国北宋時代の道士で、吉祥図の画題となっている。姿は杖を持った白髪の老人で、1500歳の鹿を伴っている。芳崖は、雪冬を含めて漢画という狩野派の源流に遡りながら、狩野派の法外に出ようとした。フェノロサに出会うまでの芳崖は、日本の漢画の表現を通して、中国の画題に親しみ取り組んだ作品を多く残している。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
ドラクロワとは?【 作家名 】 フランス・ロマン主義の代表的画家。幼少よりデッサンと音楽の才能を発揮し、17歳の時、古典主義画家ゲランのアトリエに入る。同門にジェリコーがいた。この頃ゴヤ、ルーベンスなどの作品を模写し、ダンテ、シェークスピア、バイロンなどの文学作品から主題をとって創作をした。ドラクロワの芸術の特質は色彩の鮮やかさと感情の表出にあり、彼の革命的な仕事が近代絵画への道を開き、印象派の絵画を導くことになった。代表作に《民衆を導く自由の女神》《サルダナパールの死》(共にルーヴル美術館)など。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年) |
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