![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
やまたのおろちたいじ 八岐の大蛇退治
父百年から受け継いだ中国の南宗、北宗絵画、円山四条派を折衷するような表現だけではなく、時には大津絵を取り入れたり、写実的要素も加えたりして自己の表現をつくりあげていった。今蕭白といわれた力強い画風が特徴的である。幕末、明治初年に隆盛となった南画様式に学び、その強烈な筆法を生かしながら、中国や日本の神話、説話に題材をとった作品も描いている。八岐の大蛇と素戔鳴尊を描いた本図もその一例であろう。力強い筆致による表現は、京都画壇のなかで、対立のエピソードを残した松年の性格の激しさに由来しているのだろうが、日本の歴史画を要求する当時の時代精神とも響き合っていると考えられる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
ミレーとは?【 作家名 】 バルビゾン派の代表的な画家。シェルブールに生まれ、1837年、パリに赴き、ポール・ドラロッシュの下で絵を学ぶ。1847年にはテオドール・ルソーと親しくなり、遅くとも1864年までには日本の美術品を収集し始めている。版画の仲間であったフィリップ・ビュルティやオーギュスト・ドラートル、ブラックモンらに影響されて浮世絵版画を研究するようになったのかもしれない。絵画のみならずミレーはエッチングや木版画も制作している。いかなる手法が使われようと、彼の作品は農夫や田園風景といった主題に対する強い好みを反映している。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録) |
||