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おおとうのみやのず

大塔宮之図

作家名:巨勢小石
制作年:1892年
技 法:絹本着色
<大塔宮之図>は、後醍醐天皇の皇子大塔宮護良親王を描いたものである。鎌倉幕府倒幕の運動に参加し、建武政権では征夷大将軍となるが、足利尊氏と対立し、鎌倉に幽閉され殺害された。これは、元弘の変の一場面で、『太平記』巻第五から題材をとって場面を設定したものである。清に渡り中国絵画を学んだ画家が、家伝の表現を再確認し、新しい時代に対応しようとしたのは、南画の衰退とともに近代国民国家を形成する国家的な政策とも関わっていよう。本図は、第一高等中学校(現東京大学教養学部)の国史の参考資料として依頼され描かれた。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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巨勢小石とは?【 作家名 】

京都に代々仏画を業とする巨勢家に生まれる。幼い時から父親に手ほどきを受けた後、岸連山に師事。連山の没後、中西耕石に南画を学ぶ。明治11年(1878)には清に渡り、鴦湖老人、子詳張などを訪ねる。明治13年(1880)から京都府画学校に出仕。明治15年(1882)第一回内国絵画共進会で褒状を、第二回展で銅章を受賞した。東京美術学校が開設されると、大和絵系を代表して指導にあたり教授となる。第三回内国勧業博覧会では、妙技二等賞を受け、シカゴ万国博覧会の京都からの出品審査員をつとめた。また、図画教育論争で毛筆使用を主張し、明治20年代に『小学毛筆画帖』などの教科書を執筆している。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)

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