ぐるぐるアートワード
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版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4



〈版画集〉5



版画集〈『悪の華』のために版刻された14図〉13.〈放蕩〉と〈死〉は…



版画集〈エルサレムの攻略〉1.裸婦



版画集〈エルサレムの攻略〉2.頭蓋骨のある静物


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ぼくぎゅう

牧牛

作家名:菱田春草
制作年:1893年
技 法:紙本着色
<牧牛>は、東京美術学校在学中の作品である。当時、美術学校の方針は、校長だった岡倉天心の考え方によって、古画の学習を重視していた。美術学校の成立により、流派の枠にしばられない多様な表現の学習が、制度的にはじめて可能となったのである。春草は、雅邦の表現をはじめとして、卒業後を含めると、狩野派、円山四条派、大和絵、仏画、琳派など、さまざまな表現を学ぶ。前の世代の作家が、流派の表現に他の要素をつけ加え、新しい時代に対応しようと試みてきたのに対し、春草や大観は、短い期間でそれを追体験したともいえる。カリキュラムの一段階と考えられるが、この作品のなかで春草は、狩野派の手法を留めながら、合理的な空間をつくる雅邦の表現を学んでいる。なお、落款は、「秋江」となっているが、美術学校普通科3年のころから用いた号である。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
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タルとは?【 作家名 】

ネグリチュードの詩人としても知られた文人大統領サンゴールが打ち出した、新生セネガルの発足に際しての文化振興政策の思想は、アフリカの伝統的な精神をベースにして、西欧近代の物質文明を同化してゆこうというものであった。当時、パリから戻ったばかりのパパ・イブラ・タルは、サンゴールの理想の実現に向けて、ダカールの若い美術家たちを指導し、積極的に助言をあたえるなどした。やがて、これら一群の作家たちをエコール・ド・ダカールと呼び称するようになるのだが、彼らは仮面や神像などの伝統的なモチーフをキュビスムの手法を取り入れて、半抽象の様式で描くことに活路を見いだした。1966年、ダカールで開かれた第一回世界黒人芸術祭で、エコール・ド・ダカールは華々しく登場することになる。パパ・イブラ・タルも、この時にイバ・ンジャエによって企画された〈現代美術−傾向と対峙〉展に出品している。ここではエコール・ド・ダカールの第一世代の美術家たちがどのような顔ぶれであったのか、よく知ることができる。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年)

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