ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


オノサトトシノブ



オフィーリア



オフセット



オブジェ



オプスヴィック



オプティカル・アート



お堀



朧月



おまる付きロッキング・チェア



おまるベンチ



お店屋さん



オムツ替えテーブル



思い出の郊外



小茂田青樹



表扉のためのデザイン(少女)



小山田二郎



オラジ



オラツンデ



オランのアラブ人



オラーツィ


<前 (28/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


おぼろづき

朧月

作家名:横山大観
制作年:1900年頃
技 法:絹本着色
大観、春草らの無線描法に投げかけられた「朦朧」という言葉には、曖昧という意味があり、「朦朧車夫」というように、悪意で用いられる言葉であった。もともとは、天心から「空気を描く工夫はないか」といわれ、始めたもので、地塗りをし、空刷毛を用いるなど、線を用いず色彩の濃淡のみで表わそうと工夫を重ねている。しかし、試みの当初に成功したのは、この<朧月>のように、霧のかかった風景を描いた作品など、湿潤な空気を描きだしたものであったように思われる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ドライポイントとは?【 美術用語 】

版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。銅板にニードル等の針状または刀状のもので描画し、その刻まれた凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。「ドライ(乾いた)」とは酸を用いないこと、「ポイント(点)」とは尖端をもつ道具で線刻することを示している。単純な技法ではあるが、自由に線刻するには相当の熟練が必要である。この技法の特徴は、ニードルで押しのけられた版材がささくれ立って刻線に沿ってまくれ上がり、このまくれ(バール)に絡まったインキが、にじんで柔らかな線を表わすこと、また刻線の深浅(バールの高低)によってにじみの表情を調整できることである。その反面プレスする度にバールがつぶされていくので多く刷れない。15世紀後半にはドライポイント版画の最初のものが登場している。既に製版された上からも直接彫り刻めるのでエッチング等と併用されることも少くない。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ドライポイント

キーワードを含む記事
28件見つかりました。

  ある種の関係

  あんま 愛欲を支える劇場の話

  エリオグラヴュール

  エングレーヴィング

  メアリ・カサット

  かるめん

  旧徳島城表御殿庭園

  九つの顔

  子供の世話

  じえすちーぬ

  テオフィル・アレクサンドル・スタンラン

  座る浴女

  アンリ・ソム(フランソワ・クレマン・ソミエ)

  たまる

  銅版画

  銅版画集〈WORK〉1

  銅版画集〈WORK〉2

  銅版画集〈WORK〉3

  銅版画集〈WORK〉4

  銅版画集〈WORK〉5


<前   次>

徳島県立近代美術館2006