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しゅんじゅう 春秋(双幅のうち「秋」)
岡倉天心のもとで二人が協力して、新しい画法「朦朧体」に取り組んでいた時期のもので、大観が春の図を、春草が秋の図を描いた合作である。二幅の作品は、異なった個性によって描かれたが、統一された印象を与えている。線を用いない表現の実験を、美術史的な課題とする問題意識の共有や、流派の修行を経ることなく美術学校で学んだ経歴を考え合わせると、納得できることだろう。二人は、この「朦朧体」の実験の後、自己の個性を発揮させる新たな表現の模索を始めていくことになる。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作品
ドローネーとは?【 作家名 】 1885年パリに生まれる。初期には新印象主義、キュビスムの時期を経る。1910年のソニア・テルク(ソニア・ドローネー)との結婚後、色彩と動きの追究に進む。エッフェル塔、飛行機、フットボールなどの近代的な要素を取り入れる一方、純粋抽象に達し、クレーに影響を与える。その後、抽象構成の建築装飾への応用を試みた。 |
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