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たそがれ 黄昏
この作品は美工の卒業作品で、黄昏時の子守りの姿という、何気ない市井の風俗を描いており、歴史風俗を描くことの多かった泰山の出発点にこうした日常的な世界へのやさしい目があることを理解させてくれる。しかし、その背景に描かれる草なす崩れた土壁に、古いものを慈しむような感覚をすでに感じさせるところに、作者が持つ資質を垣間見ることができる。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)
カテゴリー:作品
カロとは?【 作家名 】 1924年イギリスに生まれる。ケンブリッジのクライスツ・カレッジに学んだ後、彫刻の道に進むことを決意し、ロンドンのロイヤル・アカデミー・スクールズにて学んだ。鉄を素材に、従来見られなかった自由な発想により、素材の持つ表現の可能性を広げ、ひいては立体表現の造形世界を拡充するような制作を続けてきた。ヘンリー・ムーアの次世代の英国彫刻界の重鎮と考えられている。また、世界各地でアーティスト対象のワークショップを開催し、作家活動を第一線で続けながらの後進の指導に意欲的で、同時代の彫刻界を知るためには欠かせない、重要な作家となっている。1995年には東京都現代美術館において、日本初の大規模な回顧展が開催されている。 |
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