ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


岩橋教章



いわむらかずお



イワン・ガンチェフ



イングル



印象主義



インスタレーション



インディアンの頭部



インドセイ



インドネシアセイ



インドラ・チャペック



〈インフェルノ〉



イームズ



イームズ



イームズジムショ



ウィトキン



ウィリ



ウィリアムズ



ウィリアムズ



ウィリス



ウィル


<前 (14/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


くちべに

口紅

作家名:岡本神草
制作年:1918年
技 法:屏風(二曲一隻)・絹本著彩
神草は神戸のひと。本名敏郎。別号静村。美工を経て大正7年に絵専を卒業する。40歳に満たぬうちに亡くなり、遺された作品は少ない。この作品は、大正7年第1回国画創作協会展に出品され話題となった作品である。神草は第3回国展に「拳を打てる三人の舞妓の習作」を発表してのちは帝展に移り、大正10年第3回帝展に「拳を打てる三人の舞妓」、昭和3年第9回展に「美女遊戯」、同7年第13回展に「婦女遊戯」を出品した。大正11年福村祥雲堂の主宰する九名会展に福田平八郎宇田荻邨堂本印象らと共に参加する。国画会が解散する昭和3年には第9回帝展に「美女遊戯」を出品し、昭和7年第13回帝展に「婦女遊戯」を出品するが翌年没した。舞妓や婦人をモチーフに妖艶というにふさわしいデカダンな雰囲気の独自の女性像を追求した。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

タブローとは?【 美術用語 】

ラテン語で板を意味するタブラ(tabula)に由来する。元来は、西欧美術の板絵のことで、テンペラあるいは油絵具を用いて樫、ぶな、ポプラ、マホガニーなどの木材に描いた作品を示す。14世紀後半から、画枠に張ったキャンバスに描いた作品も含む持ち運びが可能な絵画を指すようになり、建築物に描かれた壁画や天井画と対置して用いられた。額絵(額画)とも訳されるが、紙や地塗塗料が施していない布地に直接描かれた作品は含まない。今日タブローと言うと、出来上った絵画の意味で、作者の思想や構想が画面に組み立てられ完全化されたものを指すことが多い。エチュードなどは含まず、完全に仕上げられた独立した作品を意味する。ただし近代以降、作品の「完成」の概念があいまいとなっており、現代美術に当てはめるには適切でない状況も生まれている。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

タブロー

キーワードを含む記事
4件見つかりました。

  マックス・エルンスト

  大きな木

  タブロー

  ホセ・クレメンテ・オロスコ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006