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公文蘆淵



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倉田白羊



クラッグ



クラフテンバラージュシャ



クラフト



クラリネットを持つアルルカン



クラーヴェ



クリエイティヴプレイシングズ



クリスチャンセン



クリスト



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クリニャンクールのノートル=ダム寺院



栗原信



クリムト



クリンガー



クリンク



「クリンク・クランク・グローリア」



クリーリーのための道具 3


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 作家(1701)

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くちべに

口紅

作家名:岡本神草
制作年:1918年
技 法:屏風(二曲一隻)・絹本著彩
神草は神戸のひと。本名敏郎。別号静村。美工を経て大正7年に絵専を卒業する。40歳に満たぬうちに亡くなり、遺された作品は少ない。この作品は、大正7年第1回国画創作協会展に出品され話題となった作品である。神草は第3回国展に「拳を打てる三人の舞妓の習作」を発表してのちは帝展に移り、大正10年第3回帝展に「拳を打てる三人の舞妓」、昭和3年第9回展に「美女遊戯」、同7年第13回展に「婦女遊戯」を出品した。大正11年福村祥雲堂の主宰する九名会展に福田平八郎宇田荻邨堂本印象らと共に参加する。国画会が解散する昭和3年には第9回帝展に「美女遊戯」を出品し、昭和7年第13回帝展に「婦女遊戯」を出品するが翌年没した。舞妓や婦人をモチーフに妖艶というにふさわしいデカダンな雰囲気の独自の女性像を追求した。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)


カテゴリー:作品
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自然主義とは?【 美術用語 】

自然対象を様式化したり、観念的な表現を行うのでなく、見えるがままに忠実に再現しようとする芸術制作の態度。自然主義は、自然に価値の原理を置き自然の理想化と相反しないところから写実主義の範疇に入るが、それと同時に、理想化を否定する狭い意味での写実主義とは矛盾する性質を持つ。この用語が特定の流派に結びつけられて初めて用いられたのは、17世紀イタリアのマンフレーディ、ホセー・デ・リベーラなどカラヴァッジオの後継者を指して呼んだ時だが、一般的には、19世紀後半にクールベの影影下に現れた写実主義の新しい傾向を指す。批評家カスタニャリが、1860年代から70年代のサロンに出品されたルパージュやベローの都市の新しい風俗を描いた作品や、マネによるパリの観楽街の描写などを自然主義と呼んだ。これはゾラが、自然科学の実験的方法を取り入れ、個人的感情を排して現実世界の観察を徹底させる文芸の方法を自然主義と呼んだことに対応する。

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けんさくけっか

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