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たんそんぼあい 蜑邨暮靄
この作品は、第1回帝展審査員の曼舟が、「海−日出後・日没前」と題して出品した海の風景二題の作品のうち「日没前」を改題したものである。日暮れの漁村の入り江、瀬戸内海にあるような風景であるが、明るい余光が画面に感じられるように表現されている。石井柏亭が「日本画でまともに光を取扱うのは随分難しく且つ損かもしれない」とこの作品を評したが、新しい日本画を志す意欲を見ることができよう。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)
カテゴリー:作品
マルケとは?【 作家名 】 1875年フランスに生まれる。1947年没する。パリのエコール・デ・ボザールで、マティスとともにギュスターヴ・モローの教室に学ぶ。1901年アンデパンダン展に出品後、03年のサロン・ドトンヌ設立に参加する。1905年のサロン・ドトンヌでは、マティスやドラン、ヴラマンクらの作品とともに第七室に展示され、それらの作品は批評家ルイ・ヴォークセルによって「野獣たち(レ・フォーヴ)」と揶揄される。フォーヴィスムをになった一人だが、激しさよりも調和を重んじ、海景やパリの街を俯瞰的に描くことを好んだ。 |
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