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ゆうふう

雄風

作家名:竹内栖鳳
制作年:1940年
技 法:屏風(二曲一双)・紙本著彩
栖鳳77歳の作。昭和15年の紀元二千六百年奉祝美術展に出品された。すでに文化勲章を受章し、芸術院会員でもあり、東の横山大観と日本画壇を代表する双璧として名実ともに京都画壇のリーダーであった。南方の植物である蘇鉄の下で憩う虎を描いたこの作品は、栖鳳の他の円熟の画境を示す作品と比較するとやや特異な感じがする。虎は以前にも動物園で実際に写生をして作品にもしているから破綻がなく、表現は悠然として堂々たる風情である。一方で雄風の題名や蘇鉄に南方進出を国是とした当時の時代状況の反映もうかがえ、いかにも奉祝美術展にふさわしく栖鳳の機知を見せた作品になっている。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)


カテゴリー:作品
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表現主義とは?【 美術用語 】

20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナーシュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルクカンディンスキークレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。

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