ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


女の胸像(回顧された)



女の館(徳島会場不出品)



オーヴァーストリート



オーギュスト=ガブリエル・ゴドフロワの肖像(独楽をまわす少年)



「オーストリア造形芸術家協会(分離派)−〈ゼツェッシオン〉−年報第1号」



「オーストリアの月々の絵」



「オーストリアのポスター芸術」



「オーストリア・ハンガリー帝国印刷局 1804-1904」



オートゥイュ鉄橋より−『エッフェル塔三十六景』のための習作



オート・ビオグラフィー



オートマティスム



海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



甲斐庄楠音



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]


<前 (30/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


にんぎょうつかい

人形つかい

作家名:上村松園
制作年:1910年
技 法:屏風(二曲一隻)・絹本著彩
この作品は江戸中期の町娘の親子と家族が人形芝居を楽しんでいる情景を描いた作品で、襖を開けて見ている娘の後ろ姿の美しい風情と縦に細長い空間に巧みにそれぞれのくつろいだ表情を配した右半分だけで画題の情景が表現されている。第15回新古美術品展に出品された同画題の別の双幅の作品では、左半分に、現在のような三人手遣いの人形ではなく、人形の裾から両手を差し込む元禄期頃の一人だけで操る人形遣いと語り手とが描かれている。それは双幅という構成上そうなったものでもあろうが、この作品のように右半分の女性たちの視線の行方に、演じられている人形芝居を暗示した空間だけにした方が、説明的な部分がないので、松園が描こうとした元禄女性のしっとりとした情緒性を一層味わい深く感じることができる。表現としてもより近代的な芸術性を高めている。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ジャクスン・ポロックとは?【 作家名 】

1912年アメリカに生まれる。1956年没する。1930年に西部からニューヨークのアート・スチューデント・リーグに入学、トーマス・ベントンに学ぶ。1930年代から40年代の初めにかけてはメキシコの壁画運動やピカソの〈ゲルニカ〉、ミロなどに触発され、激しくうごめく生き物のイメージを描く。また、アルコール中毒の精神分析治療を受けた彼は、シュールレアリスムにも興味を引かれる。1946、47年頃から床にひろげたキャンバスに棒などから絵具をしたたらせてオールオーヴァーに描く、ドリップペインティングを始める。時には巨大なキャンバス上で、身体全体を使って描く行為それ自体がイメージをしぼり出していくのである。1956年夏、44才の時に、ニューヨーク近代美術館での回顧展を前にして自動車事故で死亡、戦後アメリカ美術の伝説となった。デ・クーニングと共に、抽象表現主義の代表者として評価は高い。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ジャクスン・ポロック

キーワードを含む記事
2件見つかりました。

  抽象表現主義

  ジャクスン・ポロック


<前   次>

徳島県立近代美術館2006