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ししず

獅子図

作家名:平福百穂
制作年:1915年
技 法:絹本金地墨画淡彩 屏風(六曲一双)
本作品は38歳の時に制作された百穂の代表作品である。この作品を制作した前年、第8回文展に出品した本作品と同様の〈たらし込み〉技法を用いて描かれた「七面鳥」(六曲一双屏風)は、琳派の装飾性とリアリズムとを融合させたものとして激賞され、百穂の名を一挙に高めた。2匹の獅子は描線をほとんど用いない没骨法によって描かれ、百獣の王にふさわしい威厳がよく表現されている。よく見ると〈たらし込み〉は一度ではなく墨の濃度を変化させながら、最初の〈たらし込み〉が乾かないうちにその上に再度の〈たらし込み〉がおこなわれていることがわかる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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ガボとは?【 作家名 】

1890年、ロシア、ブリアンスクに生まれる。本名ナウム・ネーミャ・ペヴスナー。アントワーヌ・ペヴスナーは兄。1910年、ミュンヘン大学の医学生となるが、12年に工学に転向する。また、ヴェルフリンの美術史の講義を聴く。1913年から14年にかけて、パリにいる兄ペヴスナーを訪ね、アーチペンコ、グレーズなどキュビストと知り合う。1914年頃から制作を始めるが、同年に第一次世界大戦が勃発し、ドイツとロシアが敵国となったため、ミュンヘンからコペンハーゲンに移り、その後オスロに移り、大戦中は兄とそこで過ごす。この時期に、兄を通じてロシアの構成主義を知り、キュビスム風の具象的な作品から、幾何学的な構成へと変化する。1917年、兄と共にロシア革命後のソヴィエトに戻り、モスクワでタトリン、マレヴィッチ、カンディンスキーらと交流するが、しだいにタトリンらの有用性を重視した芸術観との間の意見の相違を見る。1920年ペヴスナーと「リアリズム宣言」を出す。1923年にはベルリンに移り、ナチスによるアトリエ襲撃のあった32年までそこで住み、バウハウス関係者らと交流する。1946年、アメリカに渡り、制作を続けた。(「亡命者の奇跡 アメリカに渡った芸術家たち」図録 1993年)

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