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南仏のアニス酒「フェリ45」



鳰沼



二月の頃



ニクソン



西常雄



西雅秋



西垣籌一



西沢笛畝



西のはて



西村五雲



西村龍介



西山翠嶂



西山英雄



虹の女神 II



ニジンスキーの野兎



日刊紙「山」(ラ・モンターニュ)



日記1987年5月30日、柏市、亀甲台、2-12-4



ニック



新田越後守義顕決戦之図



日本庭園のサラ・ベルナール


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ばんざんざんしょう

晩山残照


作家名:平福百穂
制作年:1928年
技 法:紙本墨画淡彩 軸装
幼少の頃から画家であった父・平福穂庵から絵のてほどきを受けるが、穂庵の没後、鈴木百年に天与の画才を認められる。本作品は死の5年前、百穂が51歳の最も充実した時期の作品であり、歌人らしい研ぎ澄まされた感性がよく反映されている。残照に赤く染まった晩秋の高原の風景を近代的なシャープな墨線で表現しながら、しみじみとした東洋的な諦観を漂わせている。薪を背負って冬近い山道を下っていく2人の後ろ姿が寂蓼感をいっそう深めている。晩年の百穂は写生と南画的手法を融和させた独自の透明感のある画境に到達する。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006