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ぐるぐるもくじ


『革命に奉仕するシュルレアリスム』誌 第5号



革命のためのシュルレアリスム 1-6号(2号欠)



家具つきホテル



家具デザインスケッチ 7点



かぐやひめ



掛井五郎



夏景山水図



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影


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●もくじのさくいん

    

    

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 作家(1701)

 作品(1851)

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ぼたん あか

牡丹(紅)


作家名:小林古径
制作年:1944年
技 法:紙本墨画着彩 軸装
古径の作品は写実性と装飾性を融合させ、実直な線と厳選された色彩で常に清廉な風情と品格をかもしだしている。いずれも、墨のたらしこみを多用した古径らしい作品だが、「牡丹(白)」は枝葉を墨だけで描き葉脈までも大胆に省略している。研ぎ澄まされた洞察力と確かな技術によって、純白の牡丹をより美しく清らかなすがたに熟成した作品である。一方、「牡丹(紅)」はふくよかに描かれた紅色の花弁や葉脈の表現など、先の作品に比較するとわずかだが写実的に描かれ、静謐なすがたのなかにもどこか時のうつろいを感じさせる作品にしあげている。いずれも牡丹の内に秘めた魅力を描く作者の気高い精神性がよく反映された作品である。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年、加筆有)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006