ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち



版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4


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 作家(1701)

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かえりくるふね

帰り来る舟


作家名:入江波光
制作年:1938年
技 法:紙本墨画 軸装
漁からの帰り、港に近づいたのであろう、岩礁のあいだを通り抜ける2隻の舟は帆を下ろしながらゆっくりと進む。降りかかる雨もおだやかで、仕事を終えた安堵と和みを感じさせる。波光が好んだ風雨の図だが、点描のように打たれた墨の飛沫が雨の情景をより演出している。前景の濡れた岩肌、遠景の稜線や樹木が墨の滲みで表現されているのに対し、舟と舟を操る船頭は細くこまかい線で描かれており、二つの描法が見事に調和した波光50歳の代表作品といえる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006