ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


セザンヌ、救済院の礼拝堂



せせらぎ−版画集『自然の諸相』第12図



世相三題



セック



石鹸の道d)行為の断片”標的”



石鹸「モンサヴォン」(ジャン・カルリュと共作)



石膏のトルソと花



雪舟坐像



雪中孤鹿、雨中曳牛



雪中芭蕉図



雪後



背中を見せた女



せのひくいおれんじはまんなかあたり



蝉丸



セリュジェ



『セルフポートレート』



セルフポートレート



千秋万歳図



センストレム



「宣誓」に着手した時の3つの手の習作


<前 (85/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


におぬま

鳰沼

作家名:堅山南風
制作年:1929年
技 法:紙本墨画 軸装
本作品は、再興第16回日本美術院展に出品された「鎖夏帖」と題する5連作のうちの1点であった。「鎖夏帖」は夏を題材とした〈朝顔〉〈巣籠〉〈月明〉〈細雨〉〈立秋〉の5点からなり、いずれも四尺幅の大幅。本作品はこのうちの〈細雨〉で、もともと団扇形であったが、のちに丸窓の形に表装し直し、南風自身により改めて〈鳰沼〉と題された。墨を基調として、湖面に遊ぶ2羽の鳰(水鳥の一種)と藻の浮草を描いた作品には、落ち着いた花鳥描写の中に快い清涼感が漂っている。また本作品は、翌年ローマで開催された「羅馬開催日本美術展覧会」にも出品された。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年、加筆有)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

スーパーリアリズムとは?【 美術用語 】

ハイパーリアリズムとも言う。「リアリズム以上のリアリズム」の意味で、第二次大戦後の美術の傾向のひとつ。1960年代から70年代にかけて欧米、特にアメリカを中心に現われた動向で、抽象表現主義の対極的反動として現われたもの。ポップ・アートや、人体を写実的に描くフィリップ・パールスタインのニューリアリズムなどの影響がうかがわれる。実物とみまがうばかりの完全な再現から、細部のクローズアップによる細密描写や、機械的複製の応用などさまざまな手法があるが、基本的には、写真を利用し、人物、都市のシーンなどを主観をまじえずに克明に描写したり、本物そっくりの人間像を作ったり、物体の質感、光沢を再現しようとしたりする。これらは、またシャープ・フォーカス・リアリズム、フォト・リアリズム、フォト・アートなどとも呼ばれる。一面においては、現代のコピー文化を反映するものともいえるが、その目指す方向は作家によって大きな幅がある。代表的作家としてはチャック・クロースリチャード・エステス、ドゥエン・ハンソンなどがあげられる。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

スーパーリアリズム

キーワードを含む記事
3件見つかりました。

  金昌烈

  写実主義

  スーパーリアリズム


<前   次>

徳島県立近代美術館2006