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「ライバッハ(リュブリャナ)のために」



ライヒレ



ライ麦おばさん



ライング



ラインスベルク



ラウシェンバーグ



ラウルドゥケイザー



ラヴォ



羅漢 一



楽此幽居図



ラグーザ



羅針盤



ラジオ「グラモン」



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ラスケ



裸体像の習作



ラチャ



ラパン・アジル



ラパン・アジル



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さんけいしゅんじゅう

山景春秋

作家名:小野竹喬
制作年:1924年
技 法:紙本墨画淡彩 軸装(双幅)
欧州帰国後、フレスコ画に習った作品に取り組んだ竹喬だが、日本画材による西洋的写実表現に困難を感じ、次第に東洋画の線による表現へと移行し、線描を主とする淡彩画が多くなる。この双幅はその時期に描かれたものと思われるが、おだやかな山間の季節感を、添景人物と色彩を抑えることでうまく表現している。山肌の表現に東西の表現への葛藤が感じられるが、樹木には西洋絵画に影響を受けた竹喬らしさがうかがえる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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フレスコとは?【 美術用語 】

壁画製作技法のひとつ。フレスコとはイタリア語で「新鮮な」という意味。現在では、漆喰壁に描かれた壁画の総称として用いられることも多いが、本来はそのうちで、下地となる漆喰壁がまだ乾かないうち(すなわち湿っていて新鮮なうち)に水で溶いた顔料で描いていく方法をいう。この方法では、絵具が漆喰の表層に浸透し、乾燥するにつれて固着し、壁と一体となってしまうので、壁自体が破壊されない限り存続することとなる。剥落の心配もないのでモニュメンタルな壁画を描くための最良の方法といえる。手順としては、まず漆喰で壁の粗塗りを行い、その上に小型の素描から拡大したシノピアという実寸大の下書きを行う。あるいは、カルトンと呼ばれる実寸大の下図を用意する。彩色にあたっては、その日に製作できると予定した面積だけ上塗の漆喰を塗り、その上塗りが乾かないうちに、顔料を水だけで溶いて描いていく。短時間に、しかも修正がきかないので適確に仕事が行われるため技術と修練が必要である。

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