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さんけいしゅんじゅう

山景春秋

作家名:小野竹喬
制作年:1924年
技 法:紙本墨画淡彩 軸装(双幅)
欧州帰国後、フレスコ画に習った作品に取り組んだ竹喬だが、日本画材による西洋的写実表現に困難を感じ、次第に東洋画の線による表現へと移行し、線描を主とする淡彩画が多くなる。この双幅はその時期に描かれたものと思われるが、おだやかな山間の季節感を、添景人物と色彩を抑えることでうまく表現している。山肌の表現に東西の表現への葛藤が感じられるが、樹木には西洋絵画に影響を受けた竹喬らしさがうかがえる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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小野竹喬とは?【 作家名 】

1889年岡山県に生まれる。本名英吉。はじめ竹橋と号す。1903年(明治36)京都に出て竹内栖鳳に入門する。1907年第1回文展に〈山家の春〉が初入選する。1909年京都市立絵画専門学校が設立され、一期生として別科に入学、11年に卒業する。在学中の1910年田中喜作、土田麦僊らと黒猫会を結成し、新しい日本画について研究を行う。翌年さらに仮面会を結成して洋風画の作品を発表する。1916年(大正5)第10回文展に〈島二作〉が特選となるが、翌年は落選となる。1918年文展に対する不満と新しい日本画の確立を目指し国画創作協会の結成に加わる。第1回国画創作協会展に洋画的な写実を取り入れた〈波切島〉を発表する。1921年土田麦僊野長瀬晩花黒田重太郎らと渡欧し翌年帰国する。帰国後ルネサンス美術の影響を受けた作品を発表するが、さらに南画や狩野派を研究し独自の画風を確立した。1928年(昭和3)国画創作協会日本画部解散後は官展に復帰、1950年京都市立美術専門学校教授となり後進の指導にもあたった。(「東四国阿波讃岐風景画展」図録 1993年)

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