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しょとうふうけい 初冬風景
朝目覚めると、降り積もった雪で屋根や木々は真っ白に変わっていた。そんなストーリーが思い浮かぶ。青樹は、院展の落選をきっかけに狭山丘陵の金乗院に籠もり写生に専念した。そして風景画の新境地を拓き、本作品が描かれた年に日本美術院同人となっている。身近な自然を題材に、幻想的で装飾的な風景画を描く独自の画風を伝えており、さらには、研鑽によって得ることができたこれからの意気込みや、余裕のようなものまでも感じさせる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)
カテゴリー:作品
ヌーヴォー・レアリスムとは?【 美術用語 】 第二次世界大戦後の、前衛美術の動向の一つをいう。1960年にミラノにおいて、最初の展覧会を開いた際に、批評家のピエール・レスタニーが名付けた「ヌーヴォー・レアリスム」が宣言された。イヴ・クラインを中心に集まった作家たちは、レスタニー、アルマンなどで、「ヌーヴォー・レアリスト」を名乗った。これは、現代社会を新しく創り出された自然とみなし、「新しい現実主義」の美術を示そうというもので、ヨーロッパのネオ・ダダ的な傾向から派生したものと考えられる。例えば、工場廃棄物の単なる寄せ集めや、作家の創作の跡がうかがえぬものを、ただ提示するというだけのものもある。 |
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