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 作家(1701)

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さんう

山雨

作家名:児玉希望
制作年:不詳
技 法:絹本墨画 軸装
希望は、伝統的な水墨画を描く一方、抽象水墨作品〈新水墨十二題〉を制作するなど、新しい水墨表現に取り組み、斬新な作品の数々を発表した。本作品には、西欧の近代絵画の影響を受けながら、雨に煙る湿潤な日本特有の山岳風景が描かれている。繊細でありながら覇気に満ちた表現は、伝統的な水墨画に近代感覚が加味された希望の水墨画の特色をよく示している。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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パリ派とは?【 美術用語 】

パリ派。13世紀、聖王ルイのもとで装飾挿絵を描いた画家達を指すこともあるが、より知られた使い方は、20世紀初めにパリで活動した画家達を指す。さらにその中でも、広義では19世紀末の印象派あたりから第2次世界大戦後の抽象主義あたりまでを漠然と指し示す場合がある一方で、狭義では第1次世界大戦頃から第2次世界大戦前までパリで活躍した主として外国人画家達を指し示すこともある。そして一般的には後者の場合を言う。彼らはフォーヴィズムキュビズム、シュールレアリスム等の20世紀初めの潮流から、直接的にははずれたところで、具象的な、そしてしばしば悲劇的で破滅的な作風をみせた。モディリアーニシャガール、スーティン、キスリングパスキン、フジタ(藤田嗣治)などが代表格である。彼らは一匹狼的であり、人間的交流はあったものの、1つの様式や理論のもとに集まった流派ではなかった。芸術の都パリに生まれた、国際的できわめて個性的な集団であったといえよう。

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