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なう゛ぁぐらは くようせい

ナヴァグラハ(九曜星)

作家名:秋野不矩
制作年:1991-92年
技 法:紙本着彩
不矩83〜84歳の時に制作した作品である。タイトルのナヴァは9、グラハは惑星を意味し、天体、日、月、火、水、木、金、土、に日月蝕を起こさせる蝕星の羅候星と、彗星の計都星を加えた九曜星を意味する。ヒンズー教では、この神像が多くの寺院の正面に並び刻まれている。本作品は、特殊な紙に顔料で着色し、それを掻き落としてできる線で描かれており、風土性を強く意識させる作品である。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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タブローとは?【 美術用語 】

ラテン語で板を意味するタブラ(tabula)に由来する。元来は、西欧美術の板絵のことで、テンペラあるいは油絵具を用いて樫、ぶな、ポプラ、マホガニーなどの木材に描いた作品を示す。14世紀後半から、画枠に張ったキャンバスに描いた作品も含む持ち運びが可能な絵画を指すようになり、建築物に描かれた壁画や天井画と対置して用いられた。額絵(額画)とも訳されるが、紙や地塗塗料が施していない布地に直接描かれた作品は含まない。今日タブローと言うと、出来上った絵画の意味で、作者の思想や構想が画面に組み立てられ完全化されたものを指すことが多い。エチュードなどは含まず、完全に仕上げられた独立した作品を意味する。ただし近代以降、作品の「完成」の概念があいまいとなっており、現代美術に当てはめるには適切でない状況も生まれている。

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