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はるひえんえん はくばい 春日蜿々(白梅)
梅は若枝に花をつけるため、枝が整理される。特に白梅は、実を採るために剪定されるのが普通である。ここに描かれた白梅は、太枝細枝が自由に伸び、画面いっぱいに爛漫と花を咲かせている。「下から見上げると雄大な宇宙に身をゆだねるよう」と作者が言うように、おおらかな空間の広がりと梅の生命力を気品のある画風で表現している。再興第86回院展に出品された本作品は、前回の院展に発表された紅梅と対をなすものである。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)
カテゴリー:作品
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郷倉和子とは?【 作家名 】 1914年東京都に生まれる。昭和10年女子美術専門学校(現女子美術大学)を首席で卒業し、翌年院展に初入選。安田靫彦に師事しその後入選を重ねる。大胆な構図かつ強烈な色彩でありながら気品に満ちた独自の画風が注目を浴び、35年日本美術院同人に推挙。さらに受賞を重ねるが、父千靱(日本美術院同人・監事、日本芸術院会員)の死後作風が変わり、60年頃から梅を主題に自身の心象を託した作品を発表し続けている。平成6年日本美術院理事に選任、9年日本芸術院会員に推挙。14年文化功労者として顕彰された。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2003年、一部加筆有) 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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