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ひのやま

火の山

作家名:横山操
制作年:1960年
技 法:布本墨画着彩
本作品は、昭和35年鹿児島の桜島を題材に描いた作者の新作個展の出品作で、操が40歳の時に制作した作品である。黒く太い山の輪郭や、豪快な筆致とシャープな造形感覚あふれる画面構成など、復員後、自分を鼓舞するかのように制作に励んだ初期作品の特徴をよく示す代表的作品の一つである。本作を描いた2年後、青龍社を脱退し、38年から本格的に水墨の制作を始めることとなる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年)


カテゴリー:作品
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フォートリエとは?【 作家名 】

1898年フランスに生まれる。1964年没する。1909年イギリスへ渡り、12年にロンドンのロイヤル・アカデミーに入って美術を勉強するが、中退する。1917年には兵役につき、第1次世界大戦終了を機に1920年パリに戻る。写実的な絵を描いていたが、1928年初めての抽象的な絵を描く。第2次世界大戦中は対独抵抗運動の中心人物となり、1940年にはパリの郊外に隠れて〈人質〉のシリーズを制作する。パレット・ナイフによって念入りに厚く塗り重ねた淡い色彩によって、既製の形に頼らず、絵画のマチエールの自発的な働きをつむぎ出すようなその作品は、アンフォルメルの源流となっている。アメリカの抽象表現主義に与えた影響も少なくない。1943年と45年には、パリ、ドルーアン画廊で〈人質〉展を開く。1957年にはハンガリー動乱をもとに〈パルチザン〉を発表する。1959年には来日して南画廊で個展を開く。1960年にはベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞した。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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