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ぼたん

牡丹

作家名:加山又造
制作年:1979年
技 法:紙本金地墨画着彩 屏風(四曲一隻)
昭和53年に「黒龍」、54年に「月光波濤」を描くなど、加山が本格的に水墨画に取り組みはじめた頃の作品だが、矢継ぎ早の話題作は画壇を騒然とさせた。加山は水墨画について「水墨には、日本の画家たちの時代毎のうめき声に満ち満ちている。古くは室町の画家たちの苦闘、近くは、畏兄横山操の努力等。しかし、私も又、ともかく始めなければならない」と語っている。牡丹は古くから絵の題材として用いられ、加山も好んで描いているが、不思議な妖艶さと生命感がある。常に風に揺れ動いているかのような11輪の巨大な牡丹が描かれたこの作品の前に立つと、ふいに激しい生の衝動が呼び覚まされてくる。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2005年、加筆有)


カテゴリー:作品
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ルオーとは?【 作家名 】

1871年フランスに生まれる。1958年没する。家具職人の家庭に育ち、最初ステンド・グラス職人の徒弟となり中世ステンド・グラスの修復にあたる。装飾美術学校の夜間コース、次いでエコール・デ・ボザールに学び、ドローネー、モローに師事する。1885年頃ユイスマンなど熱心なカトリック作家たちと出会い、キリスト教的世界への関心を深める。1903年頃から道化師、娼婦、富者と貧者、裁判官などの主題を青を基調とした荒々しい筆致で描くが、第一次世界大戦後はおだやかな作風に変り、やがて深みのある色彩と豊かなマティエールでキリストを描くようになる。晩年はさらに黄や緑などを基調としたバロック的な重厚さを備えた作風に変り、必ずしも伝統的な宗教画ではないが、長い探求の果てにたどりついた高度な宗教性を見せる。1914年以降画商ヴォラールと契約し、一時版画制作に専念する。

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