ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


丸山晩霞



円山四条派



マレーヴィッチ



マンシオン



マンドリンを弾くジプシー女(歌手クリスティーナ・ニルソン)



マンドリンを持つピエロ



「マン・レイ 売れないものたち」展 アルフォンス・シャーヴ画廊



マン・レイ ジュリエット マルセル・ゼルビブ カフェ・ドゥマゴにて



『マン・レイ』 ジョルジュ・リブモン−デセーニュ著



マン・レイ(手・光線)



「マン・レイ」展 ハノーヴァー画廊



「マン・レイ」展 メイヤー画廊



「マン・レイ」展 リーヴ・ドロワット(右岸)画廊



「マン・レイ 発明家・画家・詩人」展 文化センター ニューヨーク



「マン・レイ 非・抽象」展 エトワール・セレ画廊



「マン・レイ 目立たずにつづけるべきこと」展 ビル・コプリー画廊



『マン・レイ写真集 1920-1934 パリ』 ジェームズ・スロール・ソビー編



マン・レイと彼のエマク・バキア ソラリゼーション



「マン・レイの絵と島々のオブジェ」展 シュルレアリスム画廊



「マン・レイの写真作品」展 国立図書館


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ぎょらんかんのんりつぞう

魚籃観音立像


作家名:高村光雲
制作年:1885年
技 法:木(白檀)
魚籃観音は、観音菩薩が33の姿に変わって人々を救うという教義に則った三十三観音の一つで、法華経を読誦できる男性に嫁した、魚を商う女性が実は観音の化身であったという中国故事に基づく。この作品は、光雲の生家中島家とゆかりがある東京・三田の貞林寺に光雲が奉納したもので、昭和53年に同寺と合併した瑞正寺に移された。 この作品からは、魚の入った籠や着衣の表現に見られる写実性、江戸彫刻の形式的な硬さではなく女性のふくようかさが伝わる柔らかな面相表現など、仏師として出発した光雲が伝統的な仏像制作の折にも、近代的な造形を心掛けていたことが垣間見られる。ただし、その後に制作された魚籃観音像が、より人間的な面相になり、体をよじるなど動的になっていることと比較すると、寺院に奉納する作品とはいえ、この作品が未だに仏師としての制作の域にあったことを物語っている。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)


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徳島県立近代美術館2006